ソーラーシェアリングとは、農地に2メートル以上の支柱を立て、上部空間に太陽光発電設備を設置し、農業を営みながら(営農)太陽光発電を行うことで、
この発電設備は、「営農型発電設備」と呼ばれています。
事業者は、農業と太陽光発電の両方から収入を得ることで、農業経営の安定が期待でき、さらに農業の振興、そして地域再生にもつながると注目されております。
2013年に農林水産省から「支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取扱いについて」という通達が出され、
全国的に徐々に広がっています。
また、その他のメリットとしてソーラーシェアリングは災害時の対策としても有効です。
ある農園のソーラーシェアリングは過去の大型台風でも影響がなかった実績があり、とても堅固な設計になっております。
蓄電池も併用すれば、夜間電力にも対応できるので非常用のインフラ設備としても価値があります。
今後EV車が普及してくれば、エネルギーステーションとしての役割を果たすようになるかもしれません。その他、電力を供給するインフラとしてだけではなく、作物を栽培しているのであれば食料の供給にも繋がりますので、
地域や自治体で災害時のオペレーションを決めておけば地域の味方になることでしょう。
SDG’SやSLOCのテーマや考え方に沿うという意味でも「ソーラーシェアリング」はその強みを発揮します。
農林水産省が2022年8月に発表した資料に「営農型太陽光発電設備設置状況等について」よると、
実際に様々な作物がソーラーシェアリング下で栽培されていることが分かります。
全体に占める割合では、
野菜等(小松菜、白菜、ネギ、など)・イモ類が35%と最も高く、
次いで観賞用植物が30%、果樹(柑橘、ブルーベリー、柿、ブドウ、など)が14%、
穀物(米、麦、大豆、そば、など)が9%と続いています。
まだまだこれ以上の作物が育てていけるのではないでしょうか。
しかし、ソーラーシェアリングを始めるには、複雑な申請書類を大量に揃えなければなりません。
また、農林水産省から太陽光発電を許可されても、ソーラーシェアリングはあくまで農業を主体にすることが条件であり、
収穫量を毎年報告し、さらには3年ごと(最長10年)に再申請も必要になります。
ソーラーシェアリングを始めるにあたり、まずはノウハウを持った信頼できる施工業者に相談することから始めましょう。
弊社ではSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの中で 太陽光発電に関する事業を展開していま
すので、 ちょっとした質問や・ご相談も、お気軽に【太陽光発電相談所.com】へお問い合わせく
ださい!