原油価格高騰で加速する自然エネルギー

新型コロナウイルスの感染拡大やロシアのウクライナ侵攻などの影響で原油価格が高騰しています。
石油などを使う火力発電のコストが上昇する一方、再生エネルギーへの高まる期待から、災害時の非常用電源やEV(電気自動車)など用途の広い蓄電池に注目が集まっています。

※自然エネルギーとは、太陽光や熱、風力、潮力、地熱など自然現象から得られるエネルギーです。
石油や石炭などのいわゆる化石燃料が枯渇性の不安を抱えるのに対して、主に太陽が照りつづける限り枯渇の心配がないことから、「再生可能エネルギー」ともいわれます。

原油価格の高騰は、日本の産業や国民生活にもさまざまな影響を及ぼし始めています。いくつか挙げてみましょう。

*国内外で自動車の新車販売台数が減少
*ガソリン価格の上昇により消費者のコスト意識が厳しくなったことが一因
*大手航空会社が今秋から航空運賃を一部値上げ
*航空機向けジェット燃料の高騰
*食用油やマヨネーズ、ハムなどの食料品が値上がり
*原油の高騰により、代替エネルギーとして注目されるバイオ燃料の製造が世界規模で拡大し、本来は食品の原料である大豆や菜種などが大量に使われた

このほか、ティッシュやトイレットペーパーなど一部の生活用品でも価格上昇が進みました。これらはいずれも将来的なインフレ(物価高)を指し示していると考えることもできます。
前述したように、原油価格の高騰には投機マネーもからんでいるため、その影響の最終的な規模も継続期間も定かではありませんが、
経済の大きな潮流が現在、ひとつの節目を迎えていることは確かだと言えるでしょう。

そこで伸び率の大きい自然エネルギーの普及率に注目すると、特に太陽光エネルギーの普及率が顕著です。特に一般世帯に太陽光発電設備を設置する例が目立っています。
太陽光発電設備は、太陽光がエネルギー源であることから、再生可能エネルギーの中では比較的導入しやすいことがひとつの理由です。
また、用地を占有しない点から、既存施設の未使用スペースに導入できます。一般家庭でも屋根や壁に設置でき、発電用のスペースを新たに用意する必要はありません。
太陽光発電であれば既存送電設備の電力が供給されていない遠隔地でも電力を自給できます。さらに、相次ぐ災害から非常用電源として導入する例は増加中です。
近年は、発電に必要な太陽電池モジュールの価格が下がっている点も注目されています。発電コストについても、2014年以降は発電単価が電灯料金を下回っています。
こうした状況から、新たに導入する自然エネルギーとしては太陽光発電がおすすめです。
地球に与える負荷が少ないこと、半永久的に稼働できることから、自然エネルギーは化石や石炭といった従来のエネルギー源にとって代わる存在になるかもしれません。

弊社ではSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの中で 太陽光発電に関する事業を展開していま
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